代表メッセージ

LivelyTalk誕生の背景 専業主婦からのベンチャー起業

Lively社の代表岡えりは、元々医療職、結婚し育児に専念するために専業主婦を経て、Lively社を創業しました。
専業主婦からベンチャーであるLively社を起業し、LivelyTalkが生まれた背景は、岡えりの原体験にあります。

株式会社Lively 代表取締役 岡えり


社会と断絶された専業主婦時代

Lively社代表の岡えりです。
起業する前は専業主婦をしていました。
なぜ私が専業主婦を辞めてベンチャー起業にチャレンジしているか少しお話しさせてください。

育児と仕事の両立に限界を感じ、専業主婦になりました。

結婚して3人の子どもに恵まれ、自分の望んだ生活が目の前にある。それなのに、気持ちが落ち込むようになりました。
当時は「私は何も生み出していない」「私は誰の役にもたっていない」と自分の存在意義が見いだせなくなっていました。

子どもを寝かしつけたあとに涙が止まらない夜が続き、自分でもどうしていいのかわからなくなっていました。

「ワンオペ子育てをしている」
「夫は多忙ですれ違いばかり」
「仕事をしていないので社会との繋がりが奪われた」

と愚痴が出た時に、環境のせいにしている自分がいることに気づきました。

そして、私の出した結論は「自分を変えよう」でした。
さっそく、ネットで職探しと子どもの預け先を調べました。しかし、未経験で子どもがいて融通の利く仕事はあまりありませんでした。

オンラインで会話する仕事との出会い

そんな中、すがる思いでたどり着いたのがオンラインで人と会話をする仕事でした。

「これなら在宅で、子どもがお昼寝している間や夜中にできる。預け先を探す必要もないし、隙間時間にできるので子どもが体調を崩しても職場に迷惑をかけることもない」

そう思って、未経験で不安もありましたが、勢いでスタートしました。

見ず知らずの人と会話に緊張してうまく話せないこと、何を言っていいのか分らず相手に通話を切られてしまうこと、心無いと感じる言葉を浴びせられることもありました。

「私には向いていない…」と何度も心が折れそうになりました。

それでも、「諦めたらそこで試合終了だ」と自分に言い聞かせ、コツコツ続けました。
自分が話すことではなく聴くことにフォーカスしてからは、次第に感謝の言葉を多くもらうようになり、嫌なことを言われることも減りました。

リピートのお客様が増えていき、気がつけば収入も会社員時代をはるかに超えていました。

「生きる希望をありがとう」

この仕事を通じて、コミュニケーションの価値を感じる出来事がありました。
ある40代の会社員の男性のお客さまの話です。

「とにかく自分の事を知らない誰かと話がしたい」という気持ちを抱えて、駆け込み寺のようにやってきたそうです。

もちろん初めは雑談からです。雑談の中から相手の気持ちを少しずつ紐解いていきます。
日に日に自己開示してくるようになると、彼のつらい状況を聴かせてもらえるようになりました。

会社で人に裏切られ、退職へ追い込まれ、心が病み、精神科に通うようになり、髪の毛が抜けるほどになった。それでも家族を養うためにカツラをかぶって仕事も続けていた。
その家族との関係性も非常に悪いという状況で、ぎりぎりな気持ちで生きてきた。

そう震える声で話してくれました。
雑談のときは明るく冗談を言い合うような会話をしていた彼の背景には、表ではわからない姿が隠されていたのです。

「二度と人を信じられないと思っていた。でももう一度、人を信じて生きてみようと思えた。それを、この数ヶ月であなたから与えてもらった。生きる希望をありがとう。」

その言葉を聞いたとき、涙が溢れました。

他にも書き切れないほど、コミュニケーションを通して胸が熱くなるような瞬間に立ち会うことができました。同時に、「聴く」仕事が私自身の生きる希望になっていました。

人生経験は武器になる

過去の辛かった経験も、すべてが人とのコミュニケーションを取る上で糧になっていました。
「聴く」は仕事になります。大変なことも含めて、人生経験はそのまま武器になります。

「資格がない」「(企業勤めの)キャリアがない」からと言って能力が低いとは限りません。かといって、能力があっても働く場所がないということもあります。

かつての自分のように、機会(仕事)さえあれば、人生の選択肢が広がるのではないか、持っている能力を発揮できるような仕事を作れれば、きっとそんな人を輝かせられる。
そう信じて、Lively社を創業しました。

コミュニケーション力を活かして働くということは誰にでもチャンスがあります。資格は必要あ りません。勉強と努力は必要ですが、それよりも生きてきた経験や培ってきた人間性が活かせる仕事です。

そして相手に喜んでもらえる仕事です。
どんどん便利になっていく世の中だからこそ、必要とさ れるのが「人と人とがつながるコミュニケーション」なのだと信じています。


孤独は万病の元

孤独は社会問題化しています。
内閣府は長引くコロナ禍の影響により、孤独・孤立の問題が社会問題として一層深刻化・顕在化する中、2021年2月より、孤独・孤立対策担当大臣が司令塔となり、孤独・孤立対策を推進しています。

2021年12月の同担当室の調査によると、43.4%の人が孤独感が「常にある」「ときどきある」という結果になりました。

引用元)人々のつながりに関する基礎調査(令和3年)調査結果の概要
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kodoku_koritsu_taisaku/zittai_tyosa/tyosakekka_gaiyo.pdf

孤独による健康への悪影響は実に多岐にわたります。生活や生きがい、ストレスなどのプロセスの中で、最終的に健康や命に大きく関わります。

うつ病、統合失調症、薬物やアルコールの乱用といった精神的な疾患と同時に、心臓病、血管疾患、がんなど、ありとあらゆる病気のリスクを大幅に高めることがわかってきています。

孤独は他人事ではない

上記データからも、孤独は潜在的に社会にはびこっていることは否定し難いと言えます。

仕事や家事育児に忙しくしているときは孤独を感じないのに、ふと一人になった時に孤独を強く感じるのは、本当は人とつながりたいのに、求めているつながりが得られていないからと言えます。

一方で、「私は孤独だ」と孤独を自覚している人は多くないとも言えます。
それは、白(孤独ではない)と黒(強く孤独を自覚している)の間に長い灰色(自覚はないが孤独を感じている)が多く存在するからだと考えています。
私たちはこの灰色を”潜在孤独”と呼んでいます。

一見華やかに見えて、周囲にも多くの人がいたはずの人が突然自殺をするといったことが起こるのも、灰色の期間に徐々に潜在孤独が大きくなっていき、黒になった時にはすでに精神的な追い込まれていて手遅れになっているのではないかと考えています。

Lively社ではこの黒になる前の”潜在孤独”の課題解決をしたいと考えています。
言い換えるならば、多くの孤独を自覚していないが、本人が求めている社会的なつながりが得られていない人にこそLivelyTalkに出会ってもらいたいと考えています。

人に相談する、話を聴いてもらうの敷居を下げる

しかし、潜在孤独を感じている人は、コーチングやカウンセリングに対してあまり積極的とは言えません。

むしろ、「私はカウンセリングにかからなきゃいけない」「私はカウンセリングをうけなきゃいけないほど駄目なんだ」とネガティブな気持ちになってアクションできないことすらあります。

そのため、LivelyTalkでは、エンターテイメント性とワクワク感を大事にし、気軽に前向きな気持ちで体験をうながし、結果として孤独や不安な気持ちを和らげるという取り組みが求められていると考えられます。

Livelyは潜在孤独を感じている人が真の理解者を得ることが、本人にとっての孤独を解消し、前向きに社会活動をあゆむ活力になるのだと信じています。