Livelyが選ばれる働き方のキーワードは「聴く」
多種多様な人に有料で話を聴いてもらうWebサービス「LivelyTalk」をリリースした株式会社LivelyはこのたびWORK DESIGN AWARD プロダクト賞を受賞いたしました。Livelyでは、聴くという素晴らしいスキルや才能をもっているが仕事で活かせていない人に、聴くで新しい働く選択肢を増やすと同時に、話を聴いてもらうことで社会課題である「孤独」を減らすことを目指しています。受賞をきっかけに改めて、Livelyの目指している働き方を考えました。
今回受賞したLivelyTalkの取り組み
働く選択肢が少ないことで、望まない仕事で心を消耗してしまう人や、自分は価値のない人間だと孤立してしまう人がいます。
その中には聴く力を持った人も多くいる中で、その能力を活かした仕事が普及していないのが現状です。
そこで、オンラインで好きな場所で好きな時間に自分のペースで働ける仕事をつくることで、働くを取り巻く問題の解決を図ることができると信じ、多種多様な人に有料で話を聴いてもらうWebサービス「LivelyTalk」を2022年12月にリリースしました。
LivelyTalkはいわゆる聴き上手と言われる人たち(ホスト)と、話を聴いてほしい人(メンバー)をつなぐサービスです。
ホストの業務は聴くことに特化した内容にし、なおかつそれぞれの人生経験を活かした働き方と、成長の機会と仲間を得ることができる仕組みを目指しています。
話を聴くのが好きで得意な方を募集し、アクティブリスニングをメンバーに対して行うことによって、メンタルヘルスの未病を癒すことを目的しています。
聴く仕事に興味ある人のLINE登録は4,122名にのぼり、審査を合格した109名のホストが在籍中です。(2023年11月7日時点)
オンラインでの勉強会や交流会など、聴き手同士で支え、認め合うコミュニティを形成しています。
利用者に関しては、半年間で延べ1,000名を超え、孤独の解消とメンタルヘルスの改善として社会のニーズに応えているといえるでしょう。
AI時代だからこその「聴く」の力
コロナ禍を経てオンラインで人と話すことへのハードルが下がった一方で、AI技術が普及してきた昨今、「会話相手はAIで良いのではないか?」と意見されることがあります。
確かに自然言語処理技術や音声認識技術が高度化することで、孤独な人々とのコミュニケーション支援が可能になる可能性があります。
もしかしたら、一人暮らしの高齢者や身体障害者の相手を、会話型ロボットがしている未来だってそう遠くないかもしれません。
しかし、AIと人間とは違います。
AIに問いを与えることで回答を得られることはできますが、必ずしも回答することが最良のコミュニケーションとは限りません。
話を聴く技術に優れた人の中には、ほとんど回答をせずに、優しく頷くだけの人も多くいます。
話を聴いてもらうだけで、苦しみ、悲しみ、怒り、憤りなどのマイナスの感情を軽減させ、喜び、楽しみといったプラスの感情を増長させることができます。
人間にこそ、人間の孤独を癒やす力があると言える一例です。
「話を聴く」で、世の中から「寂しい」を無くす。そんな未来が待っていると信じています。
それが、株式会社LivelyとLivelyTalkで素晴らしい「聴く」という体験を提供してくれているホストたちとの共通の目標です。